貧困家庭に生まれた子供に成功のチャンスは?
私はテレビ朝日系列の、“怒り新党”という番組のファンである。
昨年は「コミュニケーションの研修を生業とする者は人の弱みにつけこむふてーヤツだ」と番組で中傷されたこともあったが、夏目三久ちゃんのあまりの可愛らしさに大目に見てやっている。
視聴者の怒りに有吉さんとマツコさんという稀代の名司会者二人が、敢然と切り込む番組だ。
先週の番組で、ある高校生がこう訴えていた。
「家が貧乏で、親には借金まである。自分は頭も良くないので、このまま高校を出て就職するしかない。貧乏の子はやはり貧乏になるしかないのか」という怒りが寄せられた。
ともに売れない時代、下積みの時代を経験した二人なら、素晴らしい回答をよこしてくれるものだと期待して見ていたら、本当につまらない与太話を繰り広げた挙句、彼への回答もないままこのコーナーは終わってしまった。
ああもったいない。
学歴のない中、あそこまで登り詰めた彼らこそ、この回答者にふさわしかったのに。
そこで、誠に勝手ではございますが私が夏目三久ちゃんのために回答してみたいと思うのです。
まず、成功し裕福になるためには、色々なルートがあることを知らねばなりません。
優秀な大学に進み、一部上場企業に就職するのが平凡なルート。
まあ、40歳で年収800万円ぐらいの平凡な人生は送れるかもしれないという道筋だ。
しかし、これでは年収1500万円を超えるような裕福層にはめったに入れない。
私の仲良しのお友達のみなさんの中には、今は品が良くて、言葉遣いも丁寧で、マナーも最高の方々だが、十代は相当悪かった人が何人もいる。
暴走行為で少年鑑別所。
おやじ狩で警察沙汰。
覚せい剤で人生どん底。
そんな方々も、人生のどこかでやり直しのチャンスを得て、今ではビジネスで成功していらっしゃる。
お一人は最終学歴が中学卒業なのに、40歳手前でもう年収1千万円越えが間近。
別のお一人は、年収数千万円を超え、税金対策で年に2回も海外へ社員旅行に出かけていらっしゃる。
世の中には、一流企業に勤める以外にもお金をつかむ道筋というものがあるのだ。
ただし、ひとつ大事なことをお伝えしておこう。
世の中には楽をして稼ぐ手立てなど、ほとんどない。
全くないとは言わないが、楽をして手にした金は、また泡のごとく消え去ってしまう。
楽をして何千万円と稼げるという甘い話には決して乗らないことだ。
では学歴がなくても稼げる人になる方法に戻ろう。
まずは、この仕事なら十年、二十年と続けても苦にならない、楽しいという仕事を見つけること。
これが何より大切。
好きでなければ、努力は続かない。
私は年収300万円ぐらいの生活を19年も続けたのだ。
話し方を研究し、生徒さんにそれを伝えることが何より楽しかった。
これ以外の道でご飯を食べる気など一切なかった。
いっぱしの仕事力がついたら、その仕事を極めることだ。
自分が扱っている部品について、自分の会社の商品が競合する他社製品について、原料について、消費者の好みの変遷について、ネットでの評判について・・・。
全てに精通することだ。
好きならそんなことぐらい、当たり前にするぞ。
自分の仕事に関することなら、自腹で北海道でも外国でも行くべきだ。
その道のNO1に会いに行くことだ。
この仕事では、自分が世の中で一番知っている、精通しているというところまで磨き上げるのだ。
そんな暮らしを十年、二十年と続けて行くと、世の中があなたを必要としはじめる。
あなたにスポットライトが当たる日がやって来る。
二十歳からスタートしても、まだ四十歳。若い!
私に日の目が当たったのは49歳のとき。
あなたにもできる。
さて、そこで必要となるのが人間関係の業・・・。
おっとここで、今夜の白ワインの毒が回って来たぞ。
うぃー。。。
今宵のお話はここまでにしておこう。
酔うた勢いで書くと、とんでもないことを言ってしまう可能性が高い。
近いうちに、この続きをお話しよう。
先を急ぎなさんな。
夜は長いんだから。
まずコミュニケーション能力をつけることから裕福への道ははじまる。
話し方教室でしっかり学んでみようという方は、ぜひ。