話し方教室で話は本当にうまくなるのか②
ではTALK&トークのレッスンで話し下手は改善されるのか。
もちのロンです。あなた。
私は26年の話し方教室経験でこう悟った。
講師がつべこべ説明ばかりしていても、生徒はうまくならない。
誰でも出来そうな、しかも効果的でシンプルな行動を、繰り返し練習すること。
それが上達のカギなんだ。
もひとつ付け加えると、それは多くの人が苦痛だと感じない方法でなければならない。
苦行じゃ、話し方は上達しない。
一番いいのは、楽しみながら続けられる練習だ。
例えば笑顔になる方法。
テレビで見たが、割り箸を口にはさんで鏡を見ながら口角を上げる練習をしているところがあるらしい。
私はうちの生徒さんには、そんなことさせたくはない。
辛そうだし。
たぶん楽しくはないだろう。
もしかするとみなで割り箸を口にはさんだ顔を見せ合って、笑いあうのかもしれない。
それなら効果はあるだろう。
長年の経験で、笑顔は筋肉トレーニングからは生まれないと確信しました。
笑顔は楽しいという気持ちからしか生まれない。考えたら当たり前かな。
だから楽しいと思ったり、楽しくなる言葉を表現すると誰もが笑顔になる。
自分の中にある楽しい気分と出会うことが何よりも大事のだ♪
行動はいたってシンプル。
生徒さん同士で隣の人に「こんにちはー♪」「寒いですねー♪」と話しかける練習を繰り返すだけでも、笑顔は自然と生まれる。
心からの笑顔が生まれると、その感情は増幅し、周りをも巻き込んで笑顔が伝染する。
このとき、相手も「そうですねー♪」と返すことがお互いに笑顔になれる秘訣。
人は安心できる環境の中で、他人と触れ合うと自然に笑顔になるのです。
この時、笑顔になれる声のトーンの使い方というものがある。
これを繰り返すと、多くの人が日常でも朗らかな声で「こんにちはー♪」って言えるようになるから不思議。
ただ、これにも秘密がひとつある。
それは楽しく幸せな感情を発する力がある人が講師でなければならない。
その豊かな感情が伝染し、みなが自分の中にあった楽しさに気づき、笑顔になる。
初めは講師のエネルギーで笑顔になっていた人も、やがて自分の中の感情を見つければ、自分ひとりでも笑顔になれるようになっていく。
このシンプルな方法を見つけ出したのが、梶村操(うちの講師せんせー)。
彼女は感情表現を教える天才だ。
たぶんこの分野では世界一。世界2位がわたしだろう。いつもそばで見ているから盗んじゃった。
難しい方法ではなく、簡単なことの繰り返しで無表情な人が表情豊かになっていく。
本当に初めはしょぼぼーーんとしていた生徒さんが、一年後に会うと溌剌とした好青年に変身している。
「おかげで彼女ができました」なーんて言われることもしばしば。
話を聞くと、私たちがお伝えしたことを職場の人などに実行し続けてくれたらしい。
梶村がその方を見て、涙ぐんでいたのを思い出す。
「よーく頑張らはったんやー」ってしみじみ思ったらしい。
幾多の方々が笑顔を取り戻し、会話の幸せを知り、いい出会いをつかんで来たことだろう。
奥様やご主人を連れて講座に参加して下さった方もいっぱいいらっしゃる。
9割の人は必ず上達できます。
人生が朗らかになる話し方教室。
講師もちょっと変わってますが、決して害はありません。
一度お訪ねくださいませ。