会話がうまいか下手か見分ける方法
会話がうまいか下手か、それを判断する方法はまだ世に明らかにされていません。
だから「自分は話がうまい」と思い違いをしている、話の下手な人がいっぱいいます。
これがゴルフやテニスのようなスポーツならば判定は簡単。
打ったボールが、その人の力を教えてくれます。
ボールがとんでもない方向に飛んだり、力のないボールが出たりしたら、誰だって自分は下手なんだとすぐわかります。
でも会話が下手でも、相手は調子を合わせてくれることが多いし、
「あなた会話が下手ね」
「あなたの話はつまらない」
などとはっきり言ってくれる人はそうはいないもの。
すると、いっぱい話せるかどうかが会話のうまい下手を分けるところだと思っちゃう人が出て来ても仕方のないところ。
この判断基準のまずいところは、相手の気持ちが全く考慮されていない点にあります。
相手の気持ちを全く考えずに自分の話ばかりしている人は、他人との関係がまずいことが多いのです。
会話のうまい下手を別ける基準はそこにはなかったのですね。
では、何が基準になるのか。
ゴルフやテニスのボールの行方に代わるもの、それは何か。
私はこう考えました。
それは相手の表情と態度に表れるのだと。
あなたと話したその人が、笑っているかどうか。
次にも会いに来てくれるかどうかが、会話のうまい下手を決める判断基準になる。
もっと長いスパンで考えれば、家族との関係が円満。
もちろん結婚している。
友人が5、6人はいて、何十年も付き合いが続いている。
職場で会う人は笑顔で接してくれる。
だから、自分はおとなしい方だと思うけど、家族とも友人とも職場の人ともいい関係だなと感じる人は、実は会話がうまい人です。
よくしゃべるけど家族は幸せそうではないし、不機嫌だし、疎遠になった友達も多いな。
職場ではよくもめるな、と感じるならばそれは会話が下手だと言うことです。
会話とは、続くかどうかではなく、お互いがハッピーになれるかどうかがとても大事なところなんですね。
会話は、人間関係を築く道具です。
会話をする相手にも気持ちがあり、してほしいことや、してほしくないことがある。
このことを理解して人とお話をするよう意識すると、会話は必ず上手になれます。
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