上司に求められるコミュニケーション能力
間もなく元号が変わり、私たちに新しい時代が訪れます。
人々の心も少しずつ変化し、リーダーに求められるコミュニケーション能力も変わって行きます。
昭和の時代の上司は、ふんぞりかえっていて、部下が挨拶をして来るのを待っていればよかった。
彼らにコミュニケーション能力など不要でした。
でも新しい時代のリーダーは、自分から部下に挨拶できる人が成功するでしょう。
それは部下におもねることではありません。
自分から挨拶をする、自分からコミュニケーションするということは、部下を積極的に見るということになります。
すると、部下の日ごとの変化、微妙な違いに気づくことができるようになります。
「おはよう」と言って、いつも機嫌よく「おはようございます」と返事してくれる部下の顔色が今日は冴えない。
自分にアイコンタクトをして来ない。
話しかけても目をそらす。
おかしいぞと思えば、こりゃ何かあるなと素早く感じ取ることができます。
要観察のマークをつけて、その部下を気にしつつ仕事をする。
他のメンバーとも、いつものコミュニケーションではない。
次の日にも、またその次の日にもいつもと違うものを感じ続けたら、ちょっと声をかけてみる。
「今ちょっと、時間もらってもいい?」
部下から見ると、自分をよく見てくれている、よくわかってくれている。そして声をかけてくれる。
こんなコミュニケーション能力あふれる上司の下で働けるメンバーは幸せです。
部下を温かな目で見る余裕。
メガネが変わった、今日から秋服になった、ネクタイのセンスが変わった・・・
ここまで部下を見てこそ、初めて部下を管理することができます。
「見る」ってコミュニケーション能力の原点と言えるでしょう。
まとめ
管理職になったら、部下をよく見ること。
挨拶も自分から行い、部下の日ごとの変化に気づけるように意識すること。
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