雑談をはずませる、たったひとつのコツ
こんにちは、梶村操です。
・仕事の話ならできるけど雑談は苦手
・話すことがない、話題がない
・何を話したらいいのかわからない
そうおっしゃる方の多くが、
『いい話題』を探しています。
私もネットで探してみましたよ、いい話題。
私が結婚披露宴の司会者養成スクールに
通っていた頃は、
「きどにたてかけし衣食住」
と習いました。
き → 季節
ど → 道楽
みたいなあれですね。
2017年の今でもこれを推奨している
記事があったりして
懐かしいやら驚くやらです。
「道楽」て絶滅しかけているくらい
普段耳にしない言葉になっちゃってますが、
それでも今も使われているんですね。
そろそろ引退を考えてもよいのでは、
きどにたてかけし衣食住さま。
もうひとつ、
「なかにはいれ」
というのもあるそうで、私これ初見でした。
な → 名前
か → 体
に → ニュース
は → はやり
い → 異性
れ → レジャー
を話題にするといいですよということで、
なるほどなるほど、わからなくはないですね。
な → 名前
「へえ~、ミサオさんっておっしゃるんですか。いいお名前ですね」
って感じですか?合ってます?
い → 異性
…だけなんか難しいな。なんだろう。
「彼女いるんですか?」じゃ唐突ですよね。
「異性は好きですか?」なわけないし。
「ジェンダーフリーについてどうお考えですか?」
だと何のアンケートかなと思いますしね。
い → 異性
について良い使用例をお持ちの方は
ぜひ教えてください。
話題じゃなくて、その先の展開に困っているのよね
さて、こんなふうに、
様々なところに話題があることは
けっこうたくさんの方が気付いています。
スポーツの話題なら、
「カープがリーグ優勝しましたね」と。
芸能ニュースからなら
「アムロちゃん、引退するんですね」と。
季節の話題なら、
「最近だいぶ寒くなってきましたね」と。
困っているのは、ここから先。
相手から「そうですね」と返ってきてから
どう続けたらいいのかがわからなくて
戸惑っているのだろうと思います。
そう、ここからの展開が
雑談にはものすごーく大事。
何かしらの話題を投げかけたら、
『自分自身の話』に続けていくのが
楽しい雑談、はずむ雑談のポイントです。
雑談が苦手な人の思い違い
会話がはずまないとおっしゃる方の多くは、
「カープがリーグ優勝しましたね」
「去年もでしたから二連覇達成ですね」
「結局日本シリーズには出られませんでしたけどね」
と、ニュースやネットの情報を
そのまま伝えただけで
お話が終わってしまっています。
せっかく見つけた「いい話題」も、
ニュースで知ったことや見聞きしたことも、
ただ伝えるだけでは
ぜーんぜん足りないのです。
雑談や会話は、
お互いのことを知り合うためにするもの。
カープの話だけでは、
互いに親近感を感じないので
雑談をはずませるのが難しくなります。
「カープがリーグ優勝しましたね」
という話を使うなら、そこから
「僕、実は野球やったことないんですよ」
とか
「見るのは好きなんですけど、運動は苦手で」
など、自分のことに関連付けて
少しずつお話を足してみます。
そして、
「〇〇さんは、運動は得意なほうですか?」
のように相手にも話をふってみます。
相手がカープについて知らなかったり
興味もなかったとしても、
「運動は得意なほうですか?」
には答えることができますよね。
そこから、
「体育でいちばん好きだった、苦手だったのは何?」
「今でも運動はしてる?」
などと広げていけば、
お互いのことを少しずつ知り合っていくことができます。
相手がどんな人なのかを
ちょっと知ることができた♪
そこに、雑談の楽しさが詰まっています。
雑談をはずませたいのなら
大事なのは、話題そのものではなくて、
その後にどんな話を続けることができるか。
つまり、どんな
「私」の話をすることができるか。
この話題ならどんなふうに
「私はね…」と自分を関連付けて話せるだろうか。
と探してみてくださいね。
話題そのものだけをテーマに
「二人でカープについて語ろう」とすると、
そりゃ難しくなるに決まっています。
「大瀬良くんはもう一度佐々岡に鍛えてもらったほうがええでしょう」
「今回のアカデミーの選手にも期待が持てますね」
「ドラフトも左投手獲らなかったし、来年も不安が残りますわい」
などとやかましく乗っかってきてくれるのは、
古いカープファンの私くらいです。
こうは、ならない。
他人は、ニュースやネットの情報ではなくて、
あなた自身に興味を持っています。
話題そのものの話から、
あなた自身の話につなげたり、
相手自身に質問をしたりしてみてください。
雑談は一気に加速してゆきますよ!!