気づかなかった!説明のコミュニケーション能力アップ方法

コミュニケーション能力の中でも、
とくに重要度が高いのが説明力。

ですから説明が苦手な人にはすでに、
本やネットの記事で様々なアドバイスが送られています。

・結論から話せ
・余計な情報を省け
・センテンス短く伝えよ

テクニックの上では、そのスキルも出尽くした感があります。
しかし、説明力上達の上で、
もう1つ欠かせない要素があるのです。

それは相手と協力し合うというコミュニケーション能力です。

説明が苦手な人は、その苦手意識から
自分の中に閉じこもったまま説明をしてしまう傾向が強いです。

視線は相手から離れ、宙をうつろいます。
相手が自分の説明を理解しているかどうかなど、
確かめる余裕もありません。

相手が困っていることも、
相手がどこで着いて来なくなったのかも、
気がつく余裕はなさそうです。

かくして二人の間には大きな距離が生まれ、
理解し合おうという大事な気持ちが失われます。

説明が苦手な人はその状態にショックを受け、
もうどうしていいかわからなくなり、
小さなパニックを起こしてしまいます。

さあ、そんなあなたには
こんなアドバイスを送りましょう。

相手もあなたの説明を理解したがっています。
あなたの説明が拙ければ、
それに協力して、なんとかしたいと
思っているのです。

その力を借りましょう。
そのためには、説明を小刻みに進めること。
そして相手の顔を見て伝えること。

視線は意外なほどのコミュニケーション能力を持っていて、
言葉と同じぐらいあなたの意思を伝えてくれます。

例えばこんなとき。

「今日の報告です。
今日はインバウンド向けの旅行客を持っている
中華系の業者を当たって来ました。

一件目は日本橋に営業所を構えている会社で、
前にもお話をしたことがあるRK物産なんですが、
一年前に・・・」

あなたの説明がよくわからない時、
相手と協力関係ができていたら、
相手は不可思議な顔をして、

「ちょっと待てよ。そのRK物産のところ、
もう一回聞かせてもらえるかい」

と自分がわからないところを指摘してくれるはず。
そうすれば、そこの部分だけ再度説明をすることができます。

「ああ、なるほど。一件目の話はこの際、
いらなかったみたいだね」

とも言ってくれるでしょう。
それをダメ出し、自分への否定と受け取らずに、
理解するために協力してくれていると受けとります。

つまり説明が苦手な人は、
説明下手と思われるのが嫌で、
相手の表情を見ることを恐がり、
一人で前に突き進んでいるということが
わかります。

コミュニケーション能力とは、他人と協力する力とも言えます。
説明が苦手なら、相手に協力してもらうコミュニケーションを取ることです。

まとめ

説明が苦手なら、相手にも理解するために協力してもらえる進め方をしよう。

  1. 相手の顔を見て説明する
  2. 小刻みに説明を進める
  3. 「わからない」という表情を見逃さない
  4. 不可思議な表情を見てとったら、そこで止めて、「どこからわからない?」と尋ねる勇気を持つ