何でもない時に人に話しかけるコツ
教室のレッスンで、「話題はかなり身に付いた」「話を聞く力もついて来た」という方からご相談がありました。
「自分から話しかける力がないと、身に付いたスキルを活かすことができませんね」とおっしゃいました。
そこで今、教室では自分から話しかけて自然に会話をはじめるスキルの開発に力を入れています。
自分から話しかける力がつくと、人とコミュニケーションを取る回数が増えるので、
生徒のコミュニケーション力が急速に上がっています。
こんにちは。大阪は淀屋橋、そしてZOOMでコミュニケーション、話し方、雑談力を教えている野口敏と申します。
「習ったその日から上達を実感できるコミュニケーション教室、TALK&トークを主宰しています。
今回は、自分から話しかけて会話をはじめる方法をお話ししましょう。
1往復の会話でいいと思って話しかけてみよう
まず、人に話しかける時は「1往復だけでもいいんだ」と気楽に考えて下さい。
たとえば「ちょっと寒くなって来ましたね」と話しかけて、相手が「そうですね」と言ってくれたら、それでいい会話なのです。
「○○ですね」「そうですね」という短いやり取りだけでも、
自分が話しかける ➡ 「あなたに興味や関心がありますよ」と伝えることになり、
相手が「そうだね」と言ってくれる ➡ 「あなたに親しみを感じているよ」と言っていることになるのです。
「雑談に何の意味があるのだ」と言う人のことが記事になったりしますが、その中身に意味などなくていいのです。
話しかけることで「あなたに関心がある」と伝え、いい反応を返すことが「あなたに親しみを感じています」
ということを伝え合って、私たちは関係を深めています。雑談はとても大事なものなのです。
雑談で関係を作った二人には親しみの気持ちが生まれて、協力して仕事や家庭の運営に臨むことができるのです。
話しかけるコツは短い言葉で
話しかけるコツは短い言葉で会話を作って行くところにあります。
話が苦手な人は力が入りすぎて、つい話を作ろうとしてしまいます。たとえば、
「寒くなって来たけど、○○さんは若いからこれくらいは平気だから暖房はまだ使ってないんでしょ」
こういうふうに相手のことを決めつけて、話を作りに行くケースを時々見かけますが、
こんなアプローチをされると相手はとても話しにくい感じがします。
「若いから寒いのは平気」 ➡「なわけないでしょ。若くても寒いのは辛いよ」
「暖房はまだ使ってない」 ➡ 「もう1か月前から使っているよ」
そんな人もたくさんいるのです。
話しかけるのが上手な人は、会話と言うよりイメージの広がりを大事にします。
「寒くなって来たね」「そうですね」
こんなふうに短い言葉で話しかけてもらえて、少し間を開けてもらえると、相手の頭の中に何事か話す材料が浮かんで来るものです。
少しの間のあとに「もう暖房いるね」とまた短く言葉をつなぎます。
相手も「そうですね」と返すでしょう。
話し好きな人なら、ここで「私はもう1か月前からヒーター出してますよ」などと話してくれます。
そこで「へー! ○○さんぐらい若いと、寒くても平気かと思ってましたよ」と言えば、もう会話の車輪はスムーズに回り始めます。
話すことばかり気を奪われていると雑談ははずまないものです。
お互いにイメージが浮かぶようなゆとりを持ってみましょう。
最初は短い言葉で話しかけ、少し間を取る。
相手が「そうですね」などと返してくれたら、次の短い言葉を伝える。
こうすることでお互いの頭の中に様々なイメージ(話す材料)が浮かんだら、話はだんだんまとまった内容へとふくらんで行きます。
一度お試し下さい。
無料のお試しレッスン受けてみませんか
TALK&トークには、様々なコミュニケーションスキルがいっぱいです。
「話しかけて、それでも話がはずまない時はどうするの?」といった疑問も、すぐに解消します。
誰もが使えて、すぐに効果を発揮する、どんな書籍、どんなスクールにもない斬新な内容ばかり。
本気でコミュニケーション力を高める気持ちがおありなら、ぜひ無料のお試しレッスンからおはじめ下さい。
野口敏が講師役を務めます。
お試しレッスン ➡ https://www.e-0874.net/school/free-zoom/