今すぐに話がうまくなる秘訣

話し方教室に行っても話はうまくならない。
そんな批判をネットなどでよく目にします。

それはアナウンサーの養成技術を一般人の話し方に応用するという間違いを、話し方業界の人々がいまだに犯しているからです。

たぶん話し方業界の人々は、生徒がうまくならないということから目を背け、コミュニケーションというものを真剣に研究して来なかったのでしょう。

ジャパネットたかたの高田元社長はなぜ大きな説得力があるのか

高田明さんの話し方は一般の人に大変参考になります。
彼の話し方は素人くさいですね。
しかし説得力は天下一品!
商品が飛ぶように売れます。結果が出てこその話し上手!

アナウンサーがテレビショッピングでプレゼンしても、彼の何分の一も売れないでしょう。
原稿を読む(きれいに話す)方法と、雑談(親近感を生む力)やプレゼン(説得力)をする方法は違うのです。

彼の話し方で誰でも参考にできる話し方をお伝えしましょう。

①ゆっくり話すこと

話をいっぺんに伝えずに、ひとつずつ丁寧に話すこと。

②ひとつ伝えて間を空けること

その時、相手が相づちを打ちやすいぐらいの間をあけてあげること。

これを意識するだけで、相手と波長が合って来る。

「私はけっこう話し下手なんですよ」
「そうなんですか!」
「会社でも雑談がうまくいかなくて」
「へー、そうは見えませんね」
「ありがとう。でもみんなが話している輪ってありまよね」
「ええ」
「あれに入るのが難しいんですよ」
「ああ、あれはむずかしいですね」
「一人ぽつんと浮いちゃう時があるんです」
「そうなんですか」

こうやってやり取りを意識して作りながら話を進めます。
すると相手との一体感が生まれて、相手が質問をしてくれたり、相手が話をしたりして、話がうまく回り始めます。

口下手な人は相手と息を合わせる術を知らないように見えます。
一人勝手にしゃべって終わるような話し方です。

会話・雑談・スピーチは誰でも上達できる

会話・スピーチは基礎をしっかり学べば、ほとんどの人が上達できます。
それは発声練習や早口言葉ではありません。

相手があなたの話をどのように聞き、どのように処理し、どのように理解するのかをまず知ること。
雑談であろうとスピーチであろうと、相手を知り、意識して練習を繰り返せば、誰でも「うまい!」「わかりやすい!」と言われる人になれるのです。

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