「大人と話せるコミュニケーション力」を持つ子供は稼ぐ大人になれる

「大人と話せるコミュニケーション力」を持つ子供は稼ぐ大人になれる

それは私がゴルフから帰り、マンションのエレベーターに乗り込んだ時のこと。
後から乗って来た中学1年生ぐらいの男の子に、こう言われたのです。

「あ!ゴルフですかー♪」

私はもうびっくり。
いまどきの少年でもこんな大人の話し方ができる人がいるのか!
少しお話を交わした後で、彼に言いました。

「お兄ちゃんは、学校でたら就職には困らないよ」

子供の塾代って将来回収できるの?

今の親御さんたちは、本当のことをわかっちゃいない。
いい学校を出て、いい会社に就職したら、一生安泰。
それは昭和の幻影、うたかたの夢。

そんな幻にだまされて塾に家庭教師にとお金を使っている。
もし超一流国立大学に行けるほどの学力がないのなら、その投資は無駄に終わる可能性が高い。

私は以前より、子供に無駄な投資をするよりも、
お父さんの小遣いを増やしスキルを高める投資をして、
お父さんの稼ぐ力を伸ばす方が確実だと言って来た。
少なくとも、お父さんが会社帰りに一杯やるチャンスが増えた方がお父さんは幸せだ。

お母さんもエステに行き、今よりももっと美しくなるべきだ。
親が幸せそうにしてくれていた方が、子供も幸せなのだから。

大人と話せるコミュニケーション力はどんな資格をも上回るスキル

私は世の親御さんたちに伝えたい。
「大人と話せるコミュニケーション力を子供につけさせなさい」と。

なぜなら社会で働くというのは、ほぼ「大人と話す」ということにつながるからだ。

今の子供たちは「知らない人とはしゃべってはいけない」という教育の下で育っているから、大人とは全く話せない。
話しかけていい返事が返って来たためしがない。

タメ口では話せるかもしれないが、それでは「ただのアホ」と思われるだけで、仕事や収入にはつながらない。
今のゆとり世代のビジネスマンたちが、大人たちと話すのに四苦八苦している姿を見れば、このことがよくわかる。

「大人と話せる」とは、大人をいい気分にさせられるほどのコミュニケーション力を持つことだ。

ほとんどの子は大人とは全く話せないから、大人と話せる子供は貴重となる。
その子が就業適齢期になれば、社会は喜んでその人を受け容れる。
面接は楽々と通り、就職してからも周りの評価は高い。

さらに社会を動かしているほどの実力者ほど、大人と話せる若者が好きだ。
社会では実力者と出会うことと、彼らから引き上げてもらえることが成功への架け橋となる。

いくら勉強ができて一流大学を出ているとしても、大人と話ができないのであれば、目を掛けてはもらえない。

反対に学歴がない人(例えば高校中退といった学歴)でも、大人と話す力がある人は企業の中だろうと、起業していようと、やはり活躍している。

 

子供のコミュニケーション力を伸ばすのは親しかいない

こういう記事を読むと「ならば我が子をTALK&トークに通わせよう」と思う人もいるかもしれない。
あなたのお子さんが18歳を過ぎているのなら、そうして欲しい。
でもあなたのお子さんが小学生や中学生ならば、それは早計だ。

子供のコミュニケーション力を伸ばせるのは、その生活の大半を共にしている親しかいない。
子供を仕事力の高い、稼ぐ大人に育てたいのなら、親こそがコミュニケーション力を高める努力をするべきだろう。

TALK&トークに通う必要があるのは親なのだ。

温かい気持ちの伝わる挨拶

親が挨拶の手本を見せる。

挨拶はすればいいというものではない。
あなたの「おはようございます」から温かみのある気持ちが相手に伝わるかどうか、そこが重要ポイントになる。
まず、家庭に温かな「おはよう」や「行ってらっしゃい」「お帰り」のない家から、豊かなコミュニケーション力のある子どもは育たない。

自宅近隣でのコミュニケーション

自宅の近隣、マンションのエレベーター、エントランスで会った人に、積極的に挨拶をする姿を子供に見せる。
自宅近隣で出会った宅配の人、郵便局の人、ガスや電気の工事の人に「ありがとうございます」と声をかける。
荷物が重そうなお年寄りや妊婦さんに「お手伝いしましょうか」と声をかける。

これが知らない人と結びつく力となる。
知らない人と一瞬で関係を作れる人は、どんな企業でも貴重な存在だ。

親に共感力があれば、共感力のある子供が育つ

社会に出て、意外なほど高い評価を受けるのが「共感力」である。

「テストで80点とったよ」と言う子供に、
「平均点は何点だったの?」</p>

と質問する親から、共感力のある子供は育たない。

「テストで80点とったよ」
「おっ!すごいじゃないの。やるねー」

と気持ちを感じ取り、気持ちの交流を重ねてくれる親の愛情で、子供の共感力は育まれる。

共感力を育てる

家庭では、親が話すのではなく、子供から話が出て来るよう促すべきだ。

「どんな勉強をしたんだ?」「テストはいつ?」など、子供が楽しい気分にならない話題を押し付けるから、子供の心は閉ざされ黙りこくるようになる。

「勉強しんどい時あるでしょ」
「よく50分もおとなしく座っていられるね」
「先生もおかしなこと言うときある?」</p>

と、子供がつい話したくなる話題をふってあげると、子供は自然と話し始める。
子供が話し始めたら「へーっ!」「そうなの!」「おもしろーい」と受けとめる言葉を投げかける。

そうしたらその子は、人の話を共感を持って聞ける人間になる。

子供は親のどんな話を聞きたいか

それは失敗した話、叱られた話、自分が未熟だった話。

親は子供にいい格好をしたがるが、カッコ悪いところを見せられる親でなければ、子供は楽しいコミュニケーション力をマスターできない。

子供は教訓など聞きたくはない。
その人間にまつわるドラマを聞きたい。
泥臭く、のた打ち回りながら生きる姿を知りたい。

子供に大人と話せるコミュニケーション力をつけさせてあげられるのは、接触する回数が飛びぬけて多い親だけである。
だから親がコミュニケーション力をつける努力をするべきなのだ。

優れた共感力、楽しい話を引き出す質問力、自分のエピソードをドラマのように聞かせてあげる話す力、
そんな親に育てられた子供だけが、エレベーターで見知らぬおじさんに

「ゴルフですかー♪」

話しかけられるのだ。

高いコミュニケーション能力は、人といい関係を築くことにつながる。
それはまさに仕事の力であり、稼ぐ力だ。

コミュニケーションの大切さに気付いたら、ぜひTALK&トーク話し方教室へ。
子供のコミュニケーション力を伸ばすだけでなく、ご自身の力も高まります。
コミュニケーション力が付けば、大人も稼ぐ力が伸びます。

コミュニケーションスキルUP講座

・共感を持って話を聞く
・自分のことを魅力的に伝える

「聞く力」「話す力」そのスキルを自在に使って人とコミュニケーションを築く力を、親御さんから子供へ伝えてあげてください。