友人が多い人少ない人の真実
友達が多い人、少ない人。
付合いが長続きする人、しない人。
その差はどこにあるのだろうか。
理由はひとつではないけれど、私が感じる「その差」をお話してみよう。
それは、友達が何のために存在するのか、という根本的な考えの差のような気がしている。
友達が少ない(いない)人は、
- 自分の話を聞いてくれる人
- 自分をほめてくれる人
- 自分を楽しませてくれる人
- 空いた時間を埋めてくれる人
そして自分の優位性を確かめるために、見下せる人。
そのようなことを友達に求めているに違いない。
だから話を聞いてほしい時に友達を呼び出すが、相手の話になると気が入らない聞き方をしている。
自分の自慢はするが、相手のいいところには目が行かない。
自分が暇な時は友達を誘うが、相手の誘いには気乗りがしない。
さらに、相手が不幸で人生がうまく行かない時は、同情をするふりをするが、
実は密かに喜んでいる。
反対に、相手が結婚したり仕事がうまく行き出すと嫉妬してしまう。
つまり全てが自分の都合と利益、そして、自分の不安をごまかすために他人を必要としているのだ。
これでは友人は自然と去って行って当然だろう。
友人が多い人はこの逆だ。
- 一緒に楽しい時間を過ごせる人
- 大切にしてあげたいと思う人
- 話を聞いてあげたくなる人
- 自分の楽しい話を聞いてくれる人
- どちらかが辛い時は、気持ちを癒し合える人
- 成功を祝福してあげたくなる人
つまり自分の優しさ、思いやりを示すために他人を必要としている。
この人は、友人と会う時はいつも楽しい話を用意し、相手の話を十分聞いてあげたいと思う。
相手の幸せと成功を願い、辛い時期には寄り添ってあげる。
欠点には目をつぶり、長所をほめる。
友人のミスを責めず、してくれたことには丁寧に感謝する。
だから誰だって、この人と友人でいたい。
この人が困っていたら、全力で支えたいと思う。
彼は友人と会うと必ずこう言う。
調子はどう?
奥さんは、お子さんは元気?
彼女とはうまく行ってる?
「いいよ」「元気だよ」「うまく行ってるよ」と返事が来たら、
「いいねー♪」と相づちを打つ。
そして友人を主人公にした会話を続ける。
いつも友を気遣い、自分が何かの役に立てればと思いながら付き合っている。
友人が少ないなと感じたら、全部はできなくてもいい。
ただ、自分が友人のささやかな幸せに何か貢献できないかと考え、そういう姿勢で付き合ってみよう。
きっと友人の質にも変化が出て来るでしょう。
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