ワインオープナーがない!あなたならどうする?
楽しいパーティのはじまり。
「わたしワイン買ってきたよ」
「おーっ!いいねー」
「開けようあけよう」
「あ、これコルクだ…ワインオープナーがない…」
ガーン!せっかくのワイン飲めないよー
さてそんな時、あなたならどうしますか?
先日、実際にそんなシーンに遭遇しました。
KAIWA Lab.生放送後に、TALK&トーク話し方教室でメンバー全員で打ち上げを行ったわけです。
差し入れしてもらったワインをさあみんなで飲もう!となった瞬間に。
「コルクだ…」
近くの100均に行くか、コンビニに買いに行こうかと迷っているところに、
「下の店なら絶対ワインオープナーあるよね」
という野口先生の一声。
そう、TALK&トーク話し方教室が入っているビルの1Fは、
この界隈ではとっても有名なスペイン料理の名店
EL PONIENTE(エルポニエンテ)さん。
飲食店に行ってワインオープナーを借りる、という解決策を思いついた方はいたでしょうか。
ワインを抱えていざ1Fへ。
お店をのぞいたら時々お見かけする感じのいい女性マネージャーさんが見えます。
梶村 「あの~、、、」
マネ 「は~い♪」
梶村 「いま上でパーティやってるんですけどね、ワインオープナーがなくて。貸していただくことなんてできるでしょうかー??」
マネ 「ええ♪もちろんもちろん!」
「お返しいただくのは今日じゃなくていいですから」と、ポケットに入っていたオープナーをその場で貸してくださいました。
やーさーしーいー。
しかし「コレ、どうやって使うんだ」という私の心の声はおそらく表情に出てしまっていたのでしょう。
すぐにマネージャーさんは
「なんでしたらいま開けましょうか?」
と言ってくださって、ホントにもう女神。
さらに。
「ちょっと冷やせる物もお渡ししましょう」
と、なんとワインクーラーに氷とお水もセットして、
「これ敷いたほうがいいですね」
と、ワインクーラーの下に敷くものまで渡してくださり、
「でもあんまり冷やしすぎないほうがいいワインだと思います」
と、さすがソムリエさん!のアドバイスつき。
私、もうちょっとで泣くところでしたよ。
その優しさとお心遣いに。
顔を合わせればあいさつをし、
通勤時にお見かけすれば「自転車寒いでしょ~」とお話しし、
ちょっと元気のなさそうに感じたスタッフさんに野口先生が缶コーヒーをあげたこともあります。
小さなコミュニケーションを繰り返してきたから「ようし、借りに行っちゃおう」という気にもなりました。
「マンションで会う人にはあいさつしていますか?」
と生徒さんなどにたずねると、「ほとんど出会わないんです」というお返事が返ってくることのなんと多いことか。
わかってるよー。私だってほとんど会わないよー。
1Fのお店のマネージャーさんだって「よく会う」と「あまり会わない」に分けたら、「あまり会わない」ほうに入る。
だからこそ、たった1回すれ違うときを大事にしてみてほしいんだな。
そうするときっとコミュニケーション力は激変するはず。
コミュニケーション、会話を、「困っているから」じゃなくて、
「今よりもっともっと幸せを感じられるから」学んでほしい。
TALK&トーク話し方教室は、そういう話し方教室です。